日記

ダウン症児の育児。日々の雑感です。

同級生

今日は職場(病院)で、同級生の子にあった。とはいえ初対面である。穏やかそうな両親に囲まれ、車椅子に座って苦しそうな呼吸をする女性。ひと目で、ああとわかる女性。

正直私は、年配のダウン症の方に生でお会いしたことがなかった。私が生きてきた時間と同じ時間を過ごしてきた女性。
どんな人生を過ごしてきたのだろう。そして今難病に侵され命の危機にある。うちの子もこうなるのか?なんとも言えないザワザワ感、不安感が久々に沸き起こる。

ご両親とは、いつもどおりの業務上の会話。しかし何時もより過敏に、ご両親の一挙手、一投足を追ってしまう。しかし何も違和感もない普通の佇まいに畏敬の念をいただいてしまう。

ご両親は軽くお辞儀をして、何事もなかったように(実際何もなかったのだが)帰っていった。何時もよりちょっと長く見送り何時もの業務に戻った日。

親より短命かも。とはなんとなく意識はあったが、まさにそれに近い事実に向き合う人に出会い、動揺したのは確か。

いつも出来事は、突然訪れる。そうだった。生まれた時も。それでも生きてきた。思いはぐるぐる回りながら。それが人生。何だ。普通の人生じゃないか。

勝手に自己解決。